南部式小型自動拳銃
BABY南部とも呼ばれる
南部式自動拳銃をそのまま小さくしたようなことから、大きいほうがPAPA南部、こちらがBABY南部
南部というと14年式を思い浮かべる気がするが、あちらは戦争向けにシンプルな感じ
この拳銃は実際は弾の威力も無く、ステータスシンボル的なものだったらしい。

ガバメントの分解は慣れてしまったので簡単なのだが、初めての分解は毎回結構悩む。このAGC、実際はマルシンのモデルガンは説明書に構造図は出ているものの、分解方法は無かった。

分解してみて驚いたのが、外観だけでなく中の部品も実に綺麗に仕上がっていて、ほとんどグリスも使われていないのに実にスムーズな動き。

カタログには24金メッキとあるが、同胞の注意書きには、この額付きモデルは22金メッキと書かれている。少しメッキが強いことが期待できるが、それより色合いが白っぽい感じ。

デザインの綺麗な銃である。南部14年式はなんとなく田舎くさい感じが子供の頃からしていたが、PAPA南部とBABY南部はより古い設計なのに洗練されている感じ。まあ、大抵古いもののほうが作りも丁寧で良かったりする。

リコイルスプリングが片側にだけあり、見事な左右非対称。しかしそれがまたメカメカしい感じで良い。

弾が空になるとこのようにホールドする。解除にはマガジンを抜く。

ところで、セーフティはトリガー下にあるグリップセーフティのみ。グリップの上の部品が気になるが、これはシアーバーを固定している部品。

全体的にルガーP08に似ているが、マガジンもそっくり。

弾の小ささがかわいい。

グリップは残念ながらプラスチック。まあまあ渋い感じになっているので気になるほどではないが、やっぱり木が良いなぁ。売って無さそう・・・。

最後部の部品は日本風デザイン。菊のイメージ。
このモデルガンは、御賜(なんて読むんじゃ?)刻印入り。陸軍学校などを優秀な成績で卒業したものに天皇陛下から贈られたモデルらしい。私も贈られてみたいなぁ(優秀じゃないから駄目か・・・)。

3つの丸のマークは東京砲兵工廠のマークで、他に、東京ガス電気工業株式会社(現日立製作所)製もあり、モデルガンも刻印違いがある。御賜刻印無しもあり、さらにダミーカートリッジモデルとブローバックモデルがある。

私のGETしたのは、このモデルの額付きタイプだが、渋い白木入りのタイプもある。中古・・・。

ちゃんとショートリコイルする。

かなり実銃の仕組みを正確に再現しているらしいが、少々イモネジが固定に使われていたりもする。

デザインの似ているルガーP08と。

本当に似ているなぁ。

BABY南部の小ささが良くわかる・・・というか、ルガーP08が繊細そうに見えて実は結構大きい。

ブローニングM1910と並べるとBABY南部も大して小さくないのがわかる。

ただ、銃口が小さいねぇ・・・。日本の拳銃は皆口径が小さい気が。

チーフスペシャルと並べるとやっぱり小さい。リボルバーは構造上どうしてもシリンダーが大きくなってしまう。

コクサイのチーフスペシャルは24金メッキ。ちょっと色合いが違う。仕上げもコクサイはピカピカで、マルシンはヘアーラインというかちょっと渋めの仕上げ。

コクサイのピカピカ仕上げは結構触ると汚れが目立ち、しかも24金のくせに結構表面が痛む。

BABY南部、気に入ってしまった。PAPA南部のモデルガンも欲しいが見たことないないあ・・・。

 


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