レンズ比較その8
レンズの比較の8ページ目です。
今回はライカM3に装着可能な手持ちレンズをすべて持ち出して、逆光・無限遠での比較です。
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うーん、いつのまにこんなにレンズがたまってしまったのでしょう・・・。さすがにこれだけの本数を持ち歩くのも交換するのも大変ですが、一眼レフ用レンズに比べればコンパクトなのがせめてもの救いでした。
いずれもボディはライカM3、絞りf4、シャッター速度1/250で、フィルムはダイナハイカラーです。可能な限りフードは使用しています。右上からの逆光です。これをみると圧倒的に逆光に強いのはエルマーM50mmF2.8で、コーティングも新しく、レンズ構成枚数も少ないおかげでしょう。旧いものはいずれも見事に逆光の影響が出ています。広角レンズほど影響を受けます。描写自体はいずれも多少絞ってあるので、良好です。このような被写体ではそれほど大きな差は出ないと思いますが、繊細さにおいてはじっくりみると多少差があります。なお、エルマリートM90mmF2.8は後ピンですが、これはすべて一律無限遠で写したためで、90mmではF4でも被写界深度に入っていませんでした。レンズの問題ではありません。
クラッシックレンズの逆光の弱さを強調した感じになりましたが、場合によってはいかにも逆光という感じに光線を感じさせてくれるレンズの方が良い場合もありますし、白黒ではかえってコントラストが落ちて良い感じになったりもしますので、嫌う必要はなく、ただ各レンズの特性をつかんでおくことだけで良いと思います。
更にALPA6cを使ってALPAマウント・エキザクタマウントのレンズでも同様に撮ってみました。上とは違う日で、時刻もちょっと遅いので逆光の度合いが多いですが、参考まで。絞りは上と同じで、f4、シャッター速度1/500です。フィルムは同じくダイナハイカラー。
さらに、M42→ALPAマウントアダプターも作りましたので、手持ちのM42マウントレンズも追加しました。
ちょっと旧いレンズには厳しい結果ですが、レンズの名誉のために付け加えると、こちらはフードは使用していません。というか、フードをあまり持っていないのでした。
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ついでにコンテッサ35もALPAと同じ条件で撮りました。絞り・シャッター速度・フィルムとも同じです。意外と逆光に強いレンズです。
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