パイプ制作キットのページ


pipe1.jpg (18408 バイト)

 東急ハンズの処分品コーナーでこんな物を見つけてしまいました。たばこは嫌いなのですが、たばこの道具はジッポなど、好きだったりします。パイプは子供の頃からなんとなくあこがれていたのですが、買うのはどうも・・・と思っていたらこんなキットを発見。木工の大好きな私としてはもちろん買ってしまいました。
 キットにはパイプになる部分以外に、やすりや染料、コンパウンド、刷毛などもついてきて、一応作り方説明書もあります。

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 これがパイプになる部分です。ブライヤーという木(というか根っこ)はおおざっぱにカットされているだけですが、一応穴は空けてあります。作業用の取っ手もついてきました。
 さて、説明書ではこの状態で金属やすりでひたすら削れ、と書いてあるのですが、実際削ってみると相当硬く、1年くらいかかってしまいそうです。電気ドリルにやすりを付けたり、ジグソーも使ってみましたが対象が小さいので手を切ってしまいそうで駄目です。

pipe1.jpg (18408 バイト)

 そこで登場したのが鋸。鋸は小さな物には使いにくいと思うかもしれませんが、意外と細かい作業もやりやすい物です。スキーの手入れ用に買った作業台に万力を取り付け、鋸で面取りをしていきます。

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 一応説明書通りにまずは丸くせず、6角形から8角形を作るような感じで進めます。上の写真が大体鋸の作業を終えた所です。パイプらしくなってきました。

pipe1.jpg (18408 バイト)

 面取りした後は付属の金属やすりで丸くしていくのですが、これは楽しい。一気に上の写真の状態にまで削ってみました。

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 金属やすりで削り終えたら木肌を奇麗にしていきます。サンドペーパーを3種類ほど使って仕上げていきます。なかなか木目も奇麗に出てきました。

pipe1.jpg (18408 バイト)

 大体傷が無くなった所で、着色します。付属の染料は粉末で、アルコールで溶かして使います。3色ありましたが、いろいろ混ぜてみたら結局赤くなりました。着色後、目の細かいサンドペーパーで仕上げ、さらに付属の2種類のコンパウンドを付けた布でひたすら磨き出します。で、上の写真のようにめでたく完成となります。と、言葉では簡単ですが、結構大変でした。まあ短気なので半日で終わらせましたが・・・。本当はビリヤードというデザインにしようと思っていたのに作業中まったくデザインをチェックしなかったらこんな形になりましたが、まあ初めてにしてはまともに出来た方だろうと、自己満足してます。

pipe1.jpg (18408 バイト)

 しかし、初めの状態の汚いブライヤーがどうしてここまで奇麗になるのだか・・・。上の写真を見ても、同じ材質とはまったく想像が出来ません。昔の人がこれでパイプを作ろう、と思って実行したというのが不思議です。
 いやー、木工って本当に良いものですね!


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