自分への投資

あけましておめでとうございます。2008年になりました。昨年は本書の発売から始まり、7冊目の著書の発売で終わったと言う感じでしたが(執筆に関しては、ですが)、本業の方もプログラミング以外の仕事が増える一方で、忙しいのも確かですが、精神的にもなかなか疲れた一年でした。おそらく今年もますますあわただしく過ごすのだろうと覚悟しています。

本業の方ではCAD開発を行っていた頃のお客さんとしてお付き合いが始まった稲川さんに会社に加わっていただきました。一番の目的はプリント基板設計業務の部署の改革なのですが、大変な勉強家・努力家で、理学部を卒業したあとプリント基板関連の会社に就職され、CADシステムの開発を一緒に行い、さらに設計部隊・製造部隊の業務改革を行い、その後、外資系CADベンダーに営業と英語を学びたいと転職したかと思うと、経済の大学院に通い修士を取得し、さらに複数の英会話学校に通うなど勉強をつづけ、当社のコンサルティングも一時期お願いしました。今年の4月からは経営の大学院にも通うという勉強家です。IT関連にも詳しく、マーケティング・プレゼンテーションなど、いずれも素晴らしい力を持っている方です。私自身もとても刺激を感じる方で、一緒に仕事ができるのが長年の夢でした。市民マラソンにも多数参加されるなど、とにかくチャレンジが生きがいという感じの方です。

「自分への投資」

稲川さんはまさに自分への投資を行い続けているタイプですが、私もこのところいろいろと自分のためになりそうな買い物をしてみました。昨年は執筆のためにノートPC一台買ったかと思うと、ゲームなども体験してみようと高性能ノートPCも購入したことは前に紹介しましたが、年末には英語向けの電子辞書も買ってみました。昔から英語は避ける傾向なので、買えば少しは興味を持つだろうという感じですが。先日は家族・親が全員SoftBackの携帯電話を持っていて私だけ仕事用のDoCoMoというのが不便と言われたので、SoftBankの携帯電話も買いました。どうせかうなら、楽しめるものにしようと、X02HTというスマートフォンにしました。OSがWindowsMobileで、キーボードもほぼPCと同様なもので、これなら携帯電話のメール入力が嫌いな私でも使う気がすると思って買ったのですが、使い始めるとカスタマイズできる部分が非常に多く、結局あれこれアプリを入れたりしてWindowsMobileの勉強(?)にもなっています。

毎年1月3日には川越七福神巡りを子供たちと行い、おみくじをひいたりするのですが、「適度の出費が大きな収穫につながる」ということが書かれており、まさにこれだ!と妻に見せたら呆れられましたが、自分への投資というのはとても大切なことだと思います。

会社勤務をしていると、仕事に関係のある本や、PC、携帯電話などを会社経費で手に入れることができる場合がありますが、それは否定しませんが、やはり少しは自腹を切って、買ったからにはやるぞ!という面も大切なのだと思います。もちろん投資はお金だけではありません。時間も重要です。気分転換も必要ですが、将来に向けての準備のために時間を使うことも自分への投資です。

会社も個人同様、投資が重要です。お金に直結する財テクなどの投資ではなく、会社の将来に向けた投資です。投資とは物を買うだけではありません。有望な人材を採用し、育てることも投資ですし、自社製品の開発、あるいはさまざまなセミナーや団体に参加することも投資でしょう。勤務時間内に行う会議や勉強会などもある意味投資です。今目の前にある仕事を片付けてお金を得ることだけで満足していると会社も短期間のうちに行き詰ります。世の中は変化していますので、同じことを続けていても発展はまずないのです。

今年も様々な面で自分に・仕事に投資することを心がけ、成長していきたいと思います。

2008.1.8

フレームページへ

from 2007/1/13