ホームページの活かし方

先日、日経BP主催のITproという展示会に行ってきました。展示自体はあまりまとまりがなく、ここで書くほどのことはなかったのですが(単に私の関心のある分野が少なかっただけ?)、日経BPの書籍が1割引で購入できたので、2冊買ってきました。


できる社長はネットで売らない―WEB化社会の営業革新 (単行本)
吉本 俊宏 (著)
出版社: 日経BP社 (2007/7/18)
ISBN-10: 4822262138
ISBN-13: 978-4822262136

会社のHPというのは、会社のネット支店を作るようなもので、たとえば中国に支店を出そうと言うときにどう考えるかと言うのと同じように考えなければならない、と書かれていて反省しました。

自社のホームページは技術アピール中心で、採用活動には役立っているものの、ビジネス面ではあまり役立っていないな、と考えていましたが、その根本はこの考え方の間違いでした。自社のホームページの管理はWEBが得意な若手メンバーに任せていて、私がこれを追記して、とか依頼するような運用をしていました。しかし、本当はインターネットをビジネスにどう活かすかという判断ができるメンバーに任せなくてはならなかったのです。責任者会議に参加しているクラスのメンバーに任せなければ、ビジネスとして活かせるはずがなかったのです。

また、もう1つ反省したのが、自社のHPは、技術はこうだ、と書いてあるだけで、読んだ人が、相談したい・買いたい、と思ってもその手順が説明されていないことです。相当困ったお客さんだけが、なんとか電話やメールで、勇気を出して行動してくれるだけになっています。自分がネットで買い物をする際に思うことを想像してみてください。このショップはインチキ臭くないか?しつこく売りつけられないか?問題が起きたらどう対応してくれるのか?そんなことを考えてどきどきしながら操作すると思います。上手なサイトはそのあたりを丁寧に説明してあります。モノを売るだけでなく、サービスを提供するのも同じだと思います。開発を依頼したいと思う人が心配にならないように、問い合わせ・相談の仕方を説明すべきです。

通信販売のノウハウもないのに、ホームページに買い物かごをつけただけで売れると思ってはいけないというのも、もっともな指摘だと思います。自社のビジネスは直接エンドユーザが購入するようなものは少ないので、買い物かごは存在しませんが、まずは情報を提供して、問い合わせをしてもらえるようなホームページを目指していかねばと、メンバーと相談を始めました。

 

ついでですが、もう1冊購入した、


速効!SEのためのコミュニケーション実践塾 (日経ITプロフェッショナルBOOKS) (単行本)
田中 淳子 (著)
出版社: 日経BP社 (2004/04)
ISBN-10: 482222113X
ISBN-13: 978-4822221133

こちらもお勧めです。先日から話し方・文章のレベルUPを話題にしていますが、SEに限らずとてもわかりやすく、参考になる内容満載です。

本は安いにもかかわらずとても勉強になり、費用対効果では最高だと私は考えています。私自身、知り合いから紹介された本はとにかくすぐに買って読んで、感想をお知らせするようにしています。紹介してくださった方はすぐに感想が聞けてうれしくなってまた紹介してくれます。自分自身で膨大な書籍から良い本を見つけるのは大変です。本をどんどん紹介してくれるような人はもっとも大切にしなければならない友人なのかもしれませんね。

2008.2.4

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from 2007/1/13