X.R.B V2 lama
子供の頃、ラジコンに関して親から禁止されていたのが、「飛ぶものは駄目」という点。もちろん理由は危ないから。最近でもラジコンのヘリで死亡事故などがニュースになったりしていて、大人になっても環境が無ければなかなか簡単にはできるものではない。
しかし、最近は室内用の小さい電動ヘリがあることを知り、どうしてもやってみたくなってしまった。そもそも4チャネル以上を同時にコントロールするのが未知の世界で、さらにヘリはとにかく難しいと言われている。難しいと言われるとやってみたいのだ・・・。
いろいろネットで調べてみると、普通に手に入るもので3機種くらいみたいで、その中で一番ランニングコスト(壊れたときの部品代)が安いと思われる、ヒロボーのX.R.Bにしようと考えた。X.R.Bは無線と有線2種類あるが、とりあえずどんどん練習したいので、充電が不要な有線にした。どうせ室内なので有線で練習には十分だろうと言うことで。ということで、ラジコンでは無いのだが、まあ、ラジコンのコーナーで良いでしょう・・・。
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ということで、X.R.B
lamaである。現時点で第2バージョンとなっている。
なんと言ってもメインローターが2つあり、逆転することによりバランスを取ると言う仕組みが特徴。テールローターはダミーである。 電源はACアダプターからコントローラー(プロポみたいなやつ)につながり、コントローラーから細いケーブルでラマ本体に供給される。 メインローターブレードは発泡スチロールで、ぶつかっても相手にやさしい。何度か自分の手にぶつけたがたいして痛くないし、洋服にぶつかっても洋服はなんでもなく、ローターブレードが壊れる。ブレードがすぐに壊れるのでギアなどの回転部分が壊れ難い。 とりあえず転倒防止用にアメンボ(?)もつけている。 初日の飛行の様子もどうぞ。 なんとか飛ぶものだ!最初は機首の向きがずれるとわからなくなるので、ラダーの調整だけは念入りにやった方が良いみたい。 |
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一日1時間くらいしか練習してないが、それでもメインローターは結構壊してしまっている。すでに標準装備の予備は使い果たし、追加で一箱買ったものに突入。
3日目にスタビライザーを敏感な方に組み替え、4日目に、スタビライザーを軽量タイプに交換した。部屋が狭いので急な動きに反応してくれた方が飛ばしやすいと感じたからだ。 転倒防止のアメンボ(?)はとっとと外してしまった。ラマは安定しているので着地で転倒することは一度も無く、外した方が軽くて軽快に動く感じがする。 |
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4日目にはホバリングらしきこともだいぶ余裕ができてきて、ピルエットと呼ぶらしいその場での旋回もできるようになった。
せっかくなので動画を撮ろうと思ったのだが、私のデジカメの動画は30秒しか撮れないので浮上してすぐにピルエットをしようとして失敗。その前にも油断してぶつけて、この日だけで2組ローターブレードを壊してしまった。 破壊の様子の動画。慌ててラダーとエレベーターを間違えてしまったのだ。。スピーカーに突っ込んでしまった。これだけ派手に落ちても壊れるのはブレードのみ。他は適当に力がかかると外れるようになっていて意外と壊れないのだ。 ブレードを交換するときは一応毎回バランスを取り、大抵ラダーもずれるのでアッパーブレードのピッチ調整も行うが、大した手間ではない。 |
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まあ、ブレードはそれほど高くない(他の機種に比べれば)し、相手は壊れないので比較的気楽。
とりあえずアッパーとロアー5箱買いだめしておいた。 見事にピルエットを撮れた動画もどうぞ。30秒で浮上から左右回転を行うのは結構大変! 横方向のホバリングや対面ホバリングよりピルエットの方が私には簡単。部屋が狭いのも原因かも。。 部屋が狭いと自分で起こした風が飛行中にどんどん部屋の中で吹き荒れ、結構安定してホバリングするのは難しい。特に壁のそばはかなり荒れる。すぐにスロットルを下げれば被害は少ないのだが、つい何とかしようとがんばってしまうとバリバリバリ・・・。 |
部屋の中で、ぶつけても相手をほとんど壊さず、機体もローターブレード以外ほとんど壊れないラマはかなりお勧めという感じ。他のは操作ももっと難しいらしい。
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ちょっと急な舵を入れると上下のローターがぶつかってローターが破損、ということが何度かあり、無線タイプと同様に上下のローター間隔を広げた。
上も下も部品を交換する必要がありちょっとした出費になるが、安定性も増すし安心して舵を打てる。 |
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スタビライザーも無線タイプに付属している軽量タイプにしたので、結局ほとんど無線タイプと同じ感じになったのであった・・・。 |
動画の追加。もう少し部屋を片付けてから撮影しろという感じだが。。
パナソニックの超小型デジカメ、SV-AS30をスキッドに荷造り用のテープで固定して飛ばそうとしたが、100gないくらいのこのデジカメでもX.R.Bにとっては非常に重たく、キャビンを外しても厳しい。何とか浮上するのだがコントロールが不可能・・・。
シミュレーター(FMS)もたまにやっているので、だいぶ慣れた感じだ。無理しなければほとんどローターブレードも壊さない。が、やはり狭い部屋の中なので対面にしたりすると反応が遅れ、クラッシュするパターンが多い・・・。一番ぶつかるポイントは動画に写っている椅子。風の関係か、あの方向に吸い込まれることが多い。椅子の向きを逆にしてから飛ばすようになってだいぶ楽になったが。
X.R.B SR Lamaのページに説明しましたが、カーボンブレードです。調整時には毎回同じコンディションでできるので便利です。有線タイプは機体が軽いためか、無線タイプ以上に動きが俊敏になり、結構怖いです。。
最近パークマイトやX.R.B無線タイプばかり飛ばしていたので久しぶりに有線タイプを飛ばしてみた。バンク旋回などもちゃんとできるが、コードがあるためか反応が鈍いときがあったり、引っ張られるような感じになることがある。この動画撮影の時点ではブレードがかなり痛んでいるのであまり安定してない。。
しつこく空撮にチャレンジしてみた。腕が少しはマシになったので無理やりコントロールして飛ばせた。モーターに負担が大きそうで、あまりやらない方が良いかも・・・。1回目は自分のコードに絡まって墜落。ブレードは吹っ飛んだ。有線タイプは結構この墜落が多いのが悲しい。
有線タイプばかり使うようになってしまったので、無線タイプは手放すことにした。ラジコンヘリへの入門として活躍してくれたが、次の方のところで活躍してくれることだろう。スタビライザーやローター間隔もオリジナル状態にして、最後の飛行。