Dexterity Micro 3DX

 可変ピッチヘリの楽しさを味わおうとパークマイトをGETしたが、結局家の中しか飛ばす場所がなく、ホバリングしか出来ないのが不満で・・・秋葉原のアサミさんに寄ったときに入り口のドアに張ってあったDexterity Micro 3DXの広告を見て、一瞬良いかな、と思ったものの、中国製でこの小ささでは安定させるのも難しいだろうと考えていた。が、やっぱり欲求不満がたまってしまい、国内のWEBサイトではほとんど情報が無い感じで、相当迷ったのだが、結局香港のお店(flying-kit.com)からGETしてしまった。。中国のBlueArrow社製。

さすがに小さいのでテールローターは別モーターでの駆動。もうちょっと大きいのでPixy-ZAPという3Dマイクロヘリコプターもあるのだが、今回はとにかく小さいのが欲しかったので・・・。

メインローターブレードは黄色と赤色があり、発砲樹脂製だが、X.R.Bよりはかなり硬い。ぶつかってもX.R.Bのように木っ端微塵に砕ける感じではなく、へこんだり欠けたりする感じ。もちろんパークマイトのローターブレードとは比べ物にならないくらい安全。

立派なアルミケース付き!

結構ヘリは移動も保管も気を使うのでこれはうれしい。

細かく見るともう少し丁寧に作って欲しい気がするが、まあ安いし贅沢はいえないかな。

実は購入後、テールローターが全く回らないと言う問題にぶち当たり、購入したお店に部品の交換の相談をして、まさに送り返す直前にようやく解決方法がわかったのであった。

プロポにJRのPCM9X2を使っているが、BlueArrowのWEBサイトにPCM9Xの設定サンプルが出ていて、それに従ってやったのだがそうするとテール用のESCが一度もゼロにならないようで、安全装置なのかわからないがスタートできないみたいだ。ProgramMixを使って強制的にゼロ方向にスイッチで切り替えられるようにして回るようになった。

まあ、これが原因かどうかは実は怪しい。さらにESCとテールモーターをつなぐ小さいコネクターも接触不良になりやすく、これは飛ぶようになってから突然テールローターが止まる現象に困って購入店に相談したらそこをチェックして、とアドバイスしてもらって解決した。

国産のように箱から出してすぐに快適に動くレベルとはちょっと違う感じだ。

重さはバッテリー込みで72gと超軽量。ちなみにX.R.B-SRが193g、パークマイトが432gなので、如何に3DXが軽いかが良くわかると思う。
小さくても可変ピッチで、スワッシュモード、JRで言うところのCCPMで、パークマイトと同じような仕組みだ。

まあ、実際問題飛ばしてみるとパワーが無いので3Dフライトは結構厳しい気がするが、可変ピッチヘリはローターの回転数を上げることなどが出来るので、飛行の安定性だけでもメリットはあるのだ。

このあたりの調整も説明書とつじつまが合わない点が多く、リンクの長さは説明書どおりだと全く水平状態に出来ないし、サーボがニュートラルで水平にしようと思ってもリンクの長さが足りなくて無利。まあ適当に妥協できる状態に調整しておいた。

ほとんど樹脂部品で、精度はいまいちと言う気もするが、X.R.B同様、墜落させたり激突させたりしても適当にリンクが外れたりゆがんだりしてくれるようで、ローターブレード以外は今のところ全く壊れない。

テールローターはマイクロモーターによる駆動。調整中に何度も墜落させてしまったが、なぜか壊れない。

モーター回転数で制御するので、ローター自体は固定ピッチ。テールローターブレードもなぜか全然壊れない。全体的にとにかく軽いのが壊れ難い原因かもしれない。

メカも全てコンパクトサイズ。受信機のコネクターも非常に小さい物を使っているし、クリスタルも小さいタイプ。6chあるので、まだ1つあまっている。

メインモーターも小さいが、その前にあるのがESC。メイン用とテール用2個が合体している。基板も2枚入っている。実は新しいバージョンだとジャイロまで合体した3in1というタイプも登場している。

サーボも非常に小さい。サーボホーンはネジなどで固定されておらず、ただはめてあるだけ。簡単に抜けるが飛ばしていても意外と抜けないものだ。。

ジャイロも小さい。紙のケースに入っている。もちろんヘディングロックなどは出来ないが、まあ、想像してたよりはちゃんと動く感じ。

結構部品やメカは接着で固定するものが多い。修理交換は結構大変そうだ。

充電器も付属する。これまた小さいし作りもチャチな感じだが、実はちゃんとバランス充電なのだ!

この写真のバッテリーは本体付属のバッテリーでこれはバランスコネクターがついていない為、アダプターで充電器に接続するが、別売りで購入した方はバランスコネクターもついているので、直接バランス充電ができるのだ。すばらしい!

充電器の容量設定はジャンパーで切り替える。2セルと3セルに対応しているが、それはコネクターが別になっている。合理的というかシンプルと言うか。。

電源は12V位のDCを与えてやれば良く、ワニ口のコネクターもついてくる。

我が家の小型電動ヘリ3つを並べてみると、如何に3DXが小さいかが良くわかると思う。X.R.Bよりかなり小さい。メインローターはさすがに1ローターなのでそれほどX.R.Bと違わないが。
小型電動ヘリで一番重たいパーツはバッテリー。左からパークマイトで使っているもの、3DX用、X.R.B-SR用だが、とにかく3DX用は小さい。容量も150mAと小さいが、モーターも小さくて機体重量も軽いので、10分くらいは飛べる・・・が、調子良いのは5分くらいかな。だんだんパワーがなくなるとテールが安定しなくなる。

X.R.B-SR用は2セルで、他の2個は3セル。

なお、この写真のバッテリーが別売りのバランス端子のついたもの。バランス端子があるだけでも重さに影響するのだろうけどね。X.R.B-SRのバッテリーもそういう理由でバランス端子がないという情報を見たことがある。

可変ピッチヘリの2機を並べてみてもかなり大きさが違う。パークマイトも十分小さいのだが、比べ物にならない。

部品の精度などは天と地の差がある感じだが、3DXはとにかく軽量なので部品が弱くても結構まともに飛べる。樹脂部品がヤワなのだが、それも壊れにくさに貢献している。こういうコンセプトも面白い。

国産でこういうコンセプトの製品、出ないかなぁ・・・。高くなってしまいそうだけど。キーエンスあたりがレボリューターの後継機みたいな感じで作ってくれると良いのだけど、レボリューターは完全独自路線だからねぇ。

動画

その1

入手後、ほぼ初めてまともに飛んだ瞬間。テールの調子が悪く、超ピルエット状態に何度もなりながら、何とか飛んだ瞬間だ。飛ばしてみるとX.R.Bよりはかなり操縦は難しいが、小さくて安全なのでパークマイトよりははるかに気が楽。動画の最後で突然テールローターが停止しているが、これがコネクターの接触不良。結局コネクターは無しにして半田で直結した。購入時にどうせ送料がかかるなら、と、修理用の部品も結構買っておいたのだが、メインローターブレード以外は意外と壊れないかも。メインローターブレードはもうすでに調整時点で使い果たしてしまったので結局また注文しないと・・・。

その2

入手の翌日、購入したお店とのやり取りのあと、テールを安定化し、少しはまともに飛ぶようになった状態。バッテリーが弱くなるとテールが安定しない。メインローターはきちんと左右の重量バランスを取らないと振動がひどくて回転が上がらないので注意が必要。テールはそれなりにジャイロが効くが、それでもラダースティックは常にいじっている感じだ。ラダーに気を取られていると前後左右がおろそかになってしまうのはやっぱり私がまだ下手な証拠だなぁ・・・。まだトリムの調整もまともにできていない。早くせめてX.R.Bと同じくらいに、部屋の中を旋回したりして飛ばせるようになりたいものだ!

 思っていたより安全で、部屋の中でも楽しめるし、X.R.Bよりは本格的なヘリの操縦が楽しめる。が、1機目にこれを購入すると調整が難しいかもしれない。もう少し普通に最初から飛ばせる可変ピッチヘリをやってみてから購入するのが良い感じだ。私もパークマイトで多少苦労したおかげで3DXも2日で大体飛ばせるようになった気がする。RTF(レディ・トゥ・フライト)と宣伝されているが、購入した状態ではジャイロも受信機も装着されておらず、説明書も英文と言うのは我慢するにしても説明は初心者には不親切。リンクの長さも調整されているとはとても言えない状態。プロポの設定例もWEBで公開されているが、サーボの配置がその説明の頃と変わっているようで、リバースの設定からしてその通りでは飛べない。秋葉原のアサミさんが扱うようなので、そういうノウハウのある親切なお店で買うなら良いかもしれない(アサミさんは2006年6月中旬で閉店してしまうようだ・・・)。私が購入した香港のお店はなかなか親切で、出荷前に部品レベルの動作確認まではしているらしい。私の下手な英語でも理解して相手をしてくれるのがありがたい。。

 購入したお店の方と何度かメールのやり取りをさせてもらい、色々アドバイスをいただいたお礼に、お店の紹介をWEBでして良いかと聞いた所是非、ということだったので、紹介しよう。FLYING-KIT.COM(http://www.flying-kit.com/)というお店で、3DXは特に力を入れているように見える。WEBショッピングも普通に使いやすいもので、決済はPayPalとカードが可能。カード決済はきちんとカード決済専門のサイトを使っているので安心と思われる。発注後の進行具合も見られるが、対応はなかなか早く、発送方法も選択可能だがSpeedPost(EMS)を使えば2,3日後くらいには手元につく。出荷前にメカ的な動作確認はしているようだ(飛ばすまではやっていないと思われるが)。交換部品も豊富に在庫している。私が購入した時点で3DXはセールプライスで、190USドルだった。このお店に限らず、総じて香港のお店は海外発送は慣れている感じで商売上手に感じる。

さらに動画追加

その3

またまた調整しながら飛ばしていたら、何と!テールモーターが壊れてしまった。幸い交換モーターは買ってあったので交換した。すると・・・テールローターの動きがとても良い!おそらく何度も墜落してモーターにダメージがあったのだろう。結局またまた調整しなおしで、どうせならとピッチカーブとレボリューションミキシングあたりを自分の考えで変更した。その結果がこの動画。ホバリング時のピッチ角を浅くし、回転が上がったと思うのだがとても安定した。ラダーもかなりジャイロに任せられるレベルになってきた。この動画の時点ではちょっとバッテリーが弱くなっている状態だが、バッテリーが元気な時点ではかなり良い感じだ。しかし、テールモーターの予備が無いのも怖いので、メインブレードと共に早く追加で注文しないと・・・。

3DXの新バージョンはアンプ2個とジャイロが1ユニットになったタイプになっているが、そのユニットを購入してみた。3-in-1 Mixerboardという名前だ。

これは非常に良い!メインローターとテールローターの2つのモーターがスロットルにミックスされ、さらにその混合具合をボリュームで調整できるのだ。写真の左端のボリュームがそれ。これでスロットルを下げるとテールローターも止まり、スロットルをあげると共にテールローターも回転が上がる。さらにRevoMixをプロポで設定すればピッチとの関係も調整でき、ベルト駆動と同じような動きに近づけられる。

さらにラダーのスティックの動きをどのくらいテールモーターの強弱変化させるかを2つ目のボリュームで調整できる。

ジャイロ感度とジャイロのニュートラルももちろん調整可能。

LEDもジャイロの左右で赤・緑のLED、さらに電源と動作開始を示す青いLEDが光る。動作中は青いLEDが点滅するのでなかなか見ていても良い感じだ!

1つのユニットに全部収まっているおかげで接点も少なく、動作も安定している感じだ。

初めからこのバージョンを購入すれば良いのだが、おそらく古いタイプの在庫がなくなってから新しい方を販売するのだろう。40ドルくらいでこのユニットは購入できる。

なお、ケーブルはもう少しミキサーユニットに力がかからないようにした方が良い。一応ジャイロも内蔵されているので。。

動画

3-in-1 Mixerboard

3-in-1 Mixerboardを装着した状態。実は結構セッティングには手間取り、メインもテールもモーターが全く動かないという現象に悩んだ。スロットルがゼロの状態で2-3秒でスタートするという安全回路があるのだが、それが解除できなかったのだ。PCM9X2ではスロットルのトラベルアジャストを110%にしてようやくミキサーがスロットルゼロを認識してくれた。なかなか難しい・・・。動くようになればご覧のように快適そのもの。前の状態より断然安定している。ミキサー機能のおかげでプロポ側のラダーの設定も良い感じに設定でき、とても良い!点滅する青LEDもとてもクール!!ジャイロの感度も前のものより良い感じだ。ユニットを固定する両面テープもフタバのジャイロに付属してきたものを使った。振動を伝え難い素材で良い感じだ。

久々の動画

最近MINI-Zレースとか忙しくてヘリをやっている時間が無かったのだが、久しぶりに飛ばしてみた。土日に息子と一緒にシミュレーター(FMS)を毎週やっているおかげか、意外と操縦はそれらしくできる!動画では最初、ちょっと暴れまくっているが、安定すれば意外と止まってくれる。ただ電池がなくなってくるとどうも受信が弱くなるのか突然変な動きをすることがある。3DXは木製ローターも登場したようで、外や広いところなら楽しめそうだが、家の中ではやっぱり柔らかいローターが安心・・・。やっぱりシミュレーターと違って緊張感があって良い感じだ!

PicooZを香港から取り寄せる際に、3DX用のバルサプロペラもGETしてみた。これはなかなかいいかも!

例によって重量バランスがかなり取れていない状態だったが、バランスと左右のピッチを合わせるとかなり安定して飛行する。

3DXはモーターのパワーがないのでローターのバランスが悪いと回転が上がらず、浮上すらしなくなる。

バルサがくりぬかれ、透明の黄色いカバーで覆われている。

翼面はおそらく対照型。バルサとはいえ発砲樹脂よりはかなり硬いので安定性が良い感じ!ただし、ぶつけたらあっという間に割れるだろう。値段はかなり高いので・・・。

これを使うと外でもそれなりに飛ばせるらしいが。。

なお、バルサプロペラは4種類くらいあるみたいだが、形が違うのと、くりぬきがあるかないかの違いみたいだがどうだろう?これはBA-HE-8002という型番。

mheliさんのブログの情報を参考に突然ノーコンになる対策として、受信機の向きを変えてみるといいというアドバイスをいただき、コネクターを前にしてみた。これだけでもだいぶ落ち着いたが、あと、クリスタルの接触具合とアンテナ線の張り方あたりがポイントかもしれない。

動画

Balsa Propeller

バルサプロペラ装着での飛行。微妙ではあるが、室内でも安定した感じで飛行する。が、ぶつけるのが怖くて・・・。パークマイトに比べればまだ良いけど。そういえば久しぶりにパークマイトも飛ばしたので動画追加!

クリスタルを半田付け

突然のノーコン対策の決定打として、クリスタルを半田付けした。この小さなクリスタルはどう見てもスカスカで、実際、手で持って電源ONにしてクリスタルに触るとピクピクひどい状況だった。まあ、バンドを交換することはないと思うので半田付けした。結果、見事に安定し、動画のように安心して操縦できるようになった。ちょっとトリムがあってないので動画ではうろうろしているが。。ただし、もともと付属のバッテリーがどうもパワーダウンしてしまったみたい。追加で買った方はバランス充電端子があるためか、まだまだ元気だが・・・。

ネットでいろいろ見ていると、ラジコンヘリのアンテナの張り方と受信感度のレポートを見つけ、折り返すのは良くない、導体の側は駄目、といった内容が書かれており、それでは、と写真のようにしてみた。

実際感度測定などできないのだが、なんとなくピクつきがより減った気がする。

動画

安定飛行

上記の状態での飛行。最初の頃に比べるとだいぶ安心して高く飛ばす気が出るようになってきた。しばらくこれで様子を見て安定しているようであれば旋回とか練習する勇気がわいてきそう!X.R.Bに比べるとローターの回転数が圧倒的に高いのでローター面での安定性は高いと思うが、X.R.Bは全体が傾いても上のローターのおかげで水平に強制的に戻るが、3DXはそれがないので、常に緊張している感じだ。もっとも、X.R.Bはその安定性維持のため風があるとどうしようもないのだが、3DXなら多少の風にも対応できそうだ。バルサプロペラで外でも飛ばしてみたいなぁ。

ピルエット

いろいろ忙しくてだいぶ更新していなかったが、久々に飛ばしてみた。安定してきたので旋回してみようかと思ったが、場所が狭いしX.R.Bの時もまずはピルエットをやったので、ピルエットしてみた。右旋回はOKなのだが左旋回は難しい。右旋回はテールローターを高速にすればいいのだが、左旋回はテールローターを止める方向にする際にどうもジャイロががんばるようで、停止したかと思うと回りだしたりするのでなかなか回転できないのだ。まあ、とりあえず動画は右旋回のみ。最初にふらついているがこれは動画が取れているかとよそ見したりしていたため。。低いところでやっているのはローターが痛んでいるのでいまいち高度が取れないのとカメラに収めやすいため。もう少し場所が広ければ精神的に楽に出来そうだが・・・。


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