TAMAKOの曲紹介

大学時代から結婚するまで、TAMAKOというアーティスト名(?)で曲をたくさん作っていました。高校時代はボーカル付きの曲を何曲か作っていました が、大学以降はインストです。大学入学と同時に軽音楽部に入ったのですが、なじめずに数ヶ月でやめ、その後クラスメートたちとバンドを結成し(と言うほど でもないですが)、そこで演奏もできるように作り始めた感じですが、バンド活動はほんの数回くらいで、結局一人で多重録音して曲作りを楽しんでいました。 主に彼女へのプレゼントというのがモチベーションでした。いやいや、ギターをバック演奏つきで演奏したいため、ということにしておきましょう。

カセット1

社会人になってからも細々と作り続けましたが、結婚と同時にピタッと作らなくなりました。彼女を口説くという目的が無くなったためか、だんだん仕事が忙し くなったためかは謎です。。

カセット2

数十年経って最近、中年ならではの音楽の楽しみ方に目覚め、近所のバーでライブに参加したりして幅広い仲間たちと楽しめるようになり、昔のことも笑ってネ タにできるような年になりました。聞いてみたいという方もちらほらいらっしゃいましたので、公開してみることにしました。

ギター以外の機材は、TAMAKOとして録音を始めた頃は4CHのカセットマルチトラックレコーダーとアナログのドラムマシン、KORGのPOLY- 800。その後サンプリングタイプのドラムマシンになったり、エフェクターが増えたりしながら、大学卒業前後にミキサー部が少しまともな倍速4CHカセッ トマルチトラックレコーダーやシーケンサー、サンプリングタイプのキーボードなどに進化して、音質もだいぶ変わりました。が、徐々に録音しなくなってしま い、初期のチープな録音がほとんどです。

基本的にギターを演奏したいためにバックを録音していたので、今聞くと演奏もアレンジもいい加減です。幻想的な曲が多く、眠るのに最適と当時から言われて いました。いまだにiPodに入れて朝の電車で寝ているときに聞いています。

たくさんの曲の中から、まあ、今聞いてもそれなりにまともかな?というものを選びました。前半は初期の頃、後半は比較的機材が立派になった頃のものです。 全てMP3形式にしてあります。好きな順とかではなく単にABC順で並べてあります。


初期の録音
曲 名 アルバム名 コメント
Cast A Die WINTER この頃は安物の小さいサンプリング キーボードを使っていました。それまで使っていたPOLY-800より実音に近い音色と思っていましたが、安っぽい音ですね。ドラムマシンもサンプリング タイプでしたがビット数が少なかったのでハイハットとかがいまいちです。
Cherburg SEEJUNGFRAU ドイツ語で「人 魚」という名前のアルバムに入れた曲で、大学2年でドイツ語を習っていたときにこの言葉を知って使ったので間違いなく大学2年に作った曲です。まだドラム マシンがアナログタイプで当時は嫌いだったのですが今聞くと独特の味があります。当時自宅のトイレに世界地図が貼ってあり、シェルブールっていい名前だ な、と思って曲名にしました。
Copenhagen AUTUMN FANTASIA 記念すべきTAMAKOのインストの 一曲目です。確か妹が偶然聞いていた山本達彦の曲を聴いて、こんな曲俺でも作れるぞ、と作った曲です。コード進行が意外と難しく、自分で作っていて良くわ からなかったものです。コペンハーゲンは当時のあこがれの都市で、Gメン75で香港ロケより少ないのですがたまに登場した都市です。POLY-800を 買ったばかりで、いろいろな音色を使ってます。当時仲間とバンドでも演奏しました。ロックアーム付きのエレキギターを使っていますが、イバニーズの星形ギ ターでした。
Evening Sky Cool Summer TAMAKOはこういう幻想的なバ ラードタイプの曲が非常に多いのですが、AR-300のキラキラした音色が綺麗な曲です。なお、この当時の録音はドラムマシン以外は全て自分で演奏しなが ら4CHマルチトラックレコーダーで重ねて作っています。シーケンサーは高くて買えませんでした。
Fine Morning Cool Summer ピアノがメロディーを担当しているさ わやか系の曲で、ピアノは妹の本物のピアノにアコギ用のピックアップを貼り付けて録音しています。チョッパーベースにあこがれ、エレキギターでチョッパー してます。
From The Barrel WINTER 大学時代は毎週酒を飲みまくってい て、ウイスキーの樽出しの51.3度(だったかな?)をストレートで飲むのが好きでした(一度胃をこわしましたが)。FromTheBarrelは好き だった樽出しウイスキーの名前でした。ディレイを効果的に使った曲です。これもバンドで演奏した気がします。
In The Twilight Cool Summer 妹の本物のピアノで録音した渋いバ ラードです。鍵盤楽器は苦手なので大抵Cメジャーの曲が多いのですが、珍しくGメジャーです。
Mistake WINTER たぶんこの頃デジタルリバーブを GETしたのだと思いますが、ビット数が少ないのでざらざらした感じのリバーブですね。この曲もエレキギターでチョッパーしてます。さらばシベリア鉄道っ ぽいとか友達に言われた気がします。エレキギターのソロもだいぶ上手くなった頃です。
Night Harbor AGAIN ドラムマシンがアナログタイプの古い 曲です。キーボードもPOLY-800の懐かしい音色です。AR-300を買った頃でしょう。キーボードでソロをがんばって演奏していますがいまいちで す。
Night Snow WINTER まだPOLY- 800を使っていま す。このメロディーラインは今でもとても好きです。音数少なくコードの構成音だけを使っているようなものですが、綺麗なバラードで気に入っています。録音 や構成はいまいちです。
One Distant Town AGAIN 前奏のバッキングはPOLY-800 内蔵シーケンサーの打ち込みです。ディレイでテンポに合わせたメロディを使うのが好きでした。ドラムマシンの音がしょぼいですがメロディーは意外と好きな 曲です。曲名の英語は変ですね。
Seaside Story On A
Midsummer Day
SEEJUNGFRAU AR-300のキラキラした音色がお 気に入りの曲です。ディレイを使いすぎという感じですが、幻想的な曲にとてもあっている感じです。実はほとんどアドリブで演奏している曲です。こういう曲 は昔も今も好きですねぇ。
Signs Of Spring FOREVERMORE TAMAKO2枚目のアルバムの曲 で、POLY-800内蔵シーケンサーの打ち込みの前奏で始まります。フェイザーを買った頃で、使いまくってます。16ビートだとアナログタイプのドラム マシンは厳しいのですよねぇ。古い曲は大抵長いです・・・。ドラムマシンが打ち込みができなかったので、適当にずっと鳴らしておいて録音していたのが悪い のでしょう。
Twilight Drivin SEEJUNGFRAU これもドラムマシンの音がしょぼいで すが、当時は好きなメロディーラインでした。キーボードも一生懸命和音だけにならないようにがんばっています。ソロ部分のベースラインも当時はこういうの が好きだったものです。
Visionary Image Cool Summer メロディのショートディレイが私とし ては珍しい使い方です。マイナーのアップテンポの曲も意外と作っていました。相変わらずギターでチョッパーしてます。
Winter Beach WINTER POLY-800を使って波の音を出 しています。ピアノは妹の本物のピアノです。この曲はいまだに鍵盤の前に座るとまず弾く曲で(というか、これしか弾けない)、お気に入りです。後半盛り上 がるのもたまらない!
秋の雨 AUTUMN FANTASIA TAMAKOというアーティスト名を 使うようになって最初のアルバムに入れた曲ですが、実は高校時代に作曲して録音したものの再録音です。それでも大学1年の頃ですが。曲名が日本語なのも TAMAKOになってからはほとんどありません。一曲だけボーカル入りの曲です(本当は他にもあるのですが恥ずかしいので)。高校時代の曲は皆ボーカル入 りでした。

後期の録音
曲名 アルバム名 コメント
After Rain GRADUATION 大学卒業前最後のアルバムの曲です。 エレキギターのクリーントーンで指弾きしている部分が好きでした。キーボードは安物のコンパクトキーボード。雨の音のような音色を使ってみたくて、ソロの アドリブをその音でやりました。
Awaking  最終カセット ローランドのシーケンサーを買った頃 の演奏で、キーボードはほとんど打ち込み。でもメロディーは自分で演奏してます。ドラムもキーボードもRhodesブランドのローランドのキーボードで す。Rhodesと言いながら全然フェンダーローズの音色が出なかったのは買ってからがっかりしました。
Boy's Heart Fragrance Of You 大学卒業後はあまりまじめにアルバム としてまとめておらず、とりあえずNewTAMAKOとカセットに書いてあるものに入れてありました。この頃は今のカミさんにプレゼントするために曲を 作っていたようなもので、プレゼント用のカセットはマメに美的に仕上げていました。そのカセットの一つがこのアルバム名でした。
Christmas Dream Fragrance Of You この頃はクリスマスプレゼントは毎年 曲をあげていた頃で、クリスマス用の曲は非常にたくさんあります。確か社会人になった頃にマルチトラックレコーダーも倍速のものにグレードアップしたので すが、ワウ・フラッターがいまいちでした。
Christmas Present Fragrance Of You これもクリスマス用の曲です。 Rhodesのシンセボイスの音色は意外と好きでした。なぜかカミさんにはうけませんでした。私としてはクリスマスケーキを作っているときに生クリームを 泡立てているようなリズムが好きだったのですが。
Dian-mod DREAM 意外と古いアルバムから持ってきまし た。Dian-modというのは本当はダイアモンドなのですが、誰かが間違えてこう言ったのをそのまま使ったものです。実はCool Summerで最初に録音したのですが、少し機材が良くなったので再録音した方です。エレキギターのソロが私としては異常に上手く決まっていてお気に入り です。マイナーセブンフラットファイブというコードが好きでした。
Feeling Your Beat Fragrance Of You 前奏とその後がアンマッチな曲です。 カッティングもあまり決まってません。安物のコンパクトキーボードでの最後の頃の録音です。おそらくマルチタイプのエフェクターを買った頃で、メロディー ラインのエレキギターのディストーションもそのエフェクターのヌメッとした音色で、今はあまりこういう音は好きでないですねぇ。
Fragrance Of You Fragrance Of You どれか一曲聴かせてと言われたら大抵 この曲を聴かせるくらい好きな曲です。友人が24ビットサンプリングのドラムマシンを貸してくれ、それがすばらしいきざみを聞かせてくれています。角松敏 生のLegacy Of Youというアルバムを聴いて刺激を受けて作った曲で、カッティングもお気に入りです。キーボードがまだ古い安物なのが悔やまれます。
Good Old Days 1 最終カセット 最後のカセットはケースも無く、単に 録音しただけ、という感じです。この曲はテンポを変えて2パターン編曲しました。こっちはバラード調。ツインギターのメロディーはとても好きでした。
Good Old Days 2 最終カセット こっちはアップテンポバージョンで す。キーボードがRhodesブランドのサンプリングタイプになったのでベースの音もいい感じです。結局バラード調の方が好みでした。
Hesitation 最終カセット シーケンサーを買った頃にひたすら打 ち込んで作った曲です。結局あまりシーケンサーは使わなかったですねぇ。8万円くらいしたのに。やっぱり下手でも生演奏の方が好きみたいです。エレキギ ターの音もマルチタイプエフェクターで、どうもぱっとしません。歪み系はアナログの方が良いですね。
Long Way To You END OF SUMMER これは意外と古いアルバムからです が、ラテン調というかなんというか独特の雰囲気の曲でとても好きです。まともな機材で派手に録音しなおしたい曲の一つです。ギターでチョッパーしてます し、アドリブ部分のギターも珍しく強いピッキングで珍しい感じです。実は録音時のモニターボリュームが小さくて良く聞こえなかったから強く弾いていただけ なのですが。
Memories 最終カセット 黄昏れた感じのバラードで、こういう 曲は結構たくさん作りました。バックはシーケンサーでの打ち込みです。
Merry Merry X'mas GRADUATION 大学卒業前の最後のアルバムのラスト の曲で、当時大人気(内輪で)でした。実はマドンナのLike A Virginのベースラインで何か作ろうと思ったらこんなに違う雰囲気の曲になりました。どんどん転調しながら盛り上がっていく曲で、こういう曲は実は一 発ですらすらと書き上げるものなんです。ソロのアドリブもいい感じです。何回か再録音に挑戦したのですが、この雰囲気には勝てず、結局これが一番好きな録 音です。最後に「きよしこの夜」が登場しますが、途中からアドリブに移行してさっさと終わります。
My Happiest Time END OF SUMMER 安いコンパクトキーボードのポワポワ した音色をメロディーに使ってみました。意外と好きな曲です。ちょっと長すぎですけど。
Night Heaven Fragrance Of You Rhodesブランドのローランドの キーボードを買ったのがうれしくて作った曲で、ほとんどギターは活躍しません。ひたすら幻想的な音色ばかり使っています。この調はそのままでは演奏できな かったのでトランスポーズを使ってインチキしてます。シーケンサーはまだ持ってなかったので、古いドラムマシンのほか、ハイハットまでキーボードで生演奏 してます。アドリブでサックスとピアノの掛け合いをしてますが、これはキーボードをスプリットして右手と左手でアドリブしました。意外と上手く決まってま す。
Over The Wave Fragrance Of You 安物キーボードの波の音を使っていま す。POLY-800の波の音の方が味があったかもしれません。シンプルで黄昏れた感じのメロディーが古くさい感じでいいです。
Prayer 最終カセット クラシック調の曲で、メロディはオ ベーションのエレガット。バックのストリングスも結構クラシック調にアレンジしています。アドリブのフルートの音色はなかなか当時好評でした。倍速の 4CHマルチトラックのワウ・フラッターが気に入らず、エレガットはミックスダウン時に生演奏しています。
Quiet Morning Fragrance Of You これは実は松田聖子のCandyとい うアルバムに入っている曲に、前半部分が非常に似ています。途中から全然違う感じになりますが。転調していくところが好きでした。こういう甘い感じの曲を たくさん作ったものです。
Reality And Dream 最終カセット シーケンサーで たくさん打ち込みして ます。オベーションのエレガットのシンプルなメロディと、中間部のエレキとの掛け合いのアドリブがミスマッチで不思議な感じのまとまりです。これも4CH マルチトラックレコーダーのワウ・フラッターが気に入らず、エレガットはミックスダウン時に生演奏。エレキとの掛け合いはミキサーのフェーダーを足で調整 しながら演奏してました。この頃の録音が一番機材がまともで綺麗です。
Stardust Fragrance Of You これは自作曲ではありませんが、大好 きな曲です。当時はサックス奏者のマルタの演奏がとても好きでした。オベーションのエレガットで演奏してます。いまでもよく演奏します。
Sunset Highway END OF SUMMER 割とアップテンポで暗い曲調で TAMAKOとしては珍しいタイプです。友人のO君が録音時に徹夜で一緒にいました。彼が演奏した方が上手かったですねぇ。
Two Cushions END OF SUMMER これは珍しく、中学時代から使ってい るクラシックギターにコンタクトタイプのマイクを付けて演奏しました。マルタの曲に少しヒントをもらって作った曲です。メジャーセブンがたくさん登場する TAMAKOっぽい曲です。

最近録音したもの
曲名 アルバム名 コメント
ds-10-2 なし

DSをシンセサイザーにするアプリ、DS-10で作成した曲に、ギターを重ねたものです。カオスパッドで適当に作ったメロディーが面白い感じです。

Aco なし これは作ったというより、適当にアコギを2回重ねて録音したものです。MagicStompのファームを入れ替えてACStompにしたエフェクターの音の確認用ですが、いい音です!
Copenhagen なし 昔作ったCopenhagenを、ガレージバンドで録り直してみました。が、途中で打ち込みに疲れて終わってます。。
NightSnow なし これも昔作ったNightSnowを取り直したものです。こっちはちゃんと最後までやってます。音質がまったく違いますねぇ。

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