Fujifilm TIARA ix-G
APSも使ってみたかったのと、メールフレンドの吉永さんの評価もまあまあだったので、妻用に、ということで買いました。ティアラixに比べるとボディがポリカーボネート、メイド・イン・インドネシアの2点が違います。ポリカーボネートのおかげでボディサイズはちょっと大きくなり、そのかわり軽くなっています。もちろんチタンボディの質感にはまったくかないませんが。
使用してみた感じでは、内臓ストロボの制御がうまいのか、ストロボを使った方がたいていはうまく写ります。ファインダーは液晶でサイズ・パララックスを表示してくれて、意外と親切ですが、ちょっとパララックスはおおざっぱな気もします。レンズは逆光にも強く、まあまあの写りです。35cmまで接写できますが、対象が小さいとピントを外すみたいです。一番の問題はコンパクトカメラ全般に言えることですが、シャッターのタイムラグが非常に気になります。子供を撮影するときなど、こっちを向いた瞬間にシャッターを押しても本当に切れる頃にはそっぽを向いています。ピントを合わせた段階でレンズも移動してくれれば良いのに。絞りが無いのも接写などには困ります。露出補正が無いのもちょっと残念。
とにかくコンパクトなのはすばらしいです。コートのポケットに入れておいても気になりません。フィルムもISO100,200,400を使ってみましたが、景色を撮るとISO200でも我慢できません。APSはどういうわけか、ISO200が一番安く、ISO100,400が同じくらいの値段でフィルムが売られています。私としてはISO100以外は使う気はないです。フィルム途中交換などは便利ですが、意外と巻くのが時間がかかります。コンパクトなのでモーターが非力なんでしょう。
どうせならコンタックスのTixでも欲しかったのですが、かなり値段もすごいですから。露出制御もいろいろ出来ますし、絞りもあるのですが。まあAPSでそこまでしなくても良いかな。