桜花賞予想


 

 今年も本格的な春のGIシリーズがやってきました。昨年は前評判通りの強さでキョウエイマーチが勝った桜花賞。今年はどうなるのでしょう。

1枠

 1番 ラティール

 タマモクロス産駒の久々の大物といえる可能性を秘めている同馬。本格化するのは秋以降のような気もするが、前走フリージア賞で良血スターパスを差しきったあたり、ここでも通用する可能性もある。ただ、兄のエンディングテーマは、新馬勝ちのあとスプリングSに挑戦->大敗->未だ500万以下という馬生を歩んでいるだけに過信は禁物か。父の距離適正と母父(ニホンピロウィナー)の距離適正、どっちが強く出ているか。ねらいはオークスか。

 

 2番 オータムリーフ

 前走4歳牝馬特別で5着、好位追走から延びずといったレース展開しか頭にないが、前前走の紅梅Sではラブラブラブに2馬身差で勝っている。父アーミジャーはレインボークエスト産駒で大舞台では力を発揮出来る。母父トウショウボーイでスピードもある。(ちなみにレオダーバンのいとこにあたる。という事は地味な母系?)しかし、桜花賞の流れを乗り越えることは難しいのでは。

 

2枠

 3番 ラブラブラブ

 アネモネSを鮮やかに抜けだし権利をかち取った同馬。アネモネ組は毎年評価が低いが今年も世間の評価は低そうだ。しかし、ワンダーパヒュームはアネモネから桜花賞馬になっている。前走の様に自分の競馬が出来たときの強さは、上位人気馬たちと変わらない位の強さがあるとみる。父バンブーアトラスで距離の不安を囁かれているが、母父ニホンピロウィナーで距離の不安は払拭出来るとみるが。(実際にこれまで1600までしか経験がないようですし・・・)

 

 4番 エイダイクイン

 クィーンカップから直行で出走する同馬、父マックイーンに初年度産駒からGI勝ちをプレゼントしそうな勢いである。母ユキノサンライズはマックイーンの同期であるらしく、その両親の両親どおしも同期であるらしい。何か因縁めいたモノがありそうな馬であるが、それだけでは終わらない真の実力がある。2走前の中京3歳Sでエモシオンをクビ差抑え込んだレースは圧巻であったし、その3着はあのジムカーナである。

 

3枠

 5番 メイショウアヤメ

 前前走からの脚質転換が前走見事にはまったアヤメちゃん。夏の小倉のフェニックス賞を9馬身のぶっちぎりで勝ったわけだが、その2着のエイシンオンワードは未だ未勝利の身。3着ビッググランプリも未だ1勝馬。ここでは足りないというのが、妥当な所だろう。

 

6番 クリノオードリー

 雪割草特別を競り勝ち、アネモネSで13着。1000Mが59.3のレースで逃げて13着では、本番ではとても通用しないと思うが・・・。

 

4枠

 7番 オルカインパルス

 アネモネSを1番人気で2着。新馬を勝ち上がり、エルフィンS、チューリップ賞、アネモネSと陣営の期待がうかがえるサンデーサイレンス産駒。SSでも、厳しいローテーションを考えて切り。

 

 8番 ダンツシリウス

 ラティール同様にタマモクロスを父に持つ同馬。最も関連の深いとされるチューリップ賞を制し、ジョッキーとの相性も文句無し、例年なら最有力候補であるが、今回12走目、さすがに4歳になってからは3戦目ではあるが使いすぎという感は否めない。前走より展開は厳しくなる事は必至ではあるが、阪神3歳では1000Mが58.7のハイペースの4、5番手から3着を死守。取捨の難しい一頭だ。

 

5枠

 9番 ファレノプシス

 鞍上強化で望む本番、それが吉とでるか凶とでるか。血統的にはナリタブライアンのいとこにあたり、父も一緒、母父がノーザンダンサーからその孫のストームキャットに変わり厚みの面では割引か。しかしナリタブライアンから割り引いてもそこいら馬に負ける訳がない・・・はずであった前走、鞍上のミスかスローにやられたかは謎だが、負けた事は負けた。どの位置で競馬をするのかは、わからないが(ライトニングで後ろの方にいたし、この人は・・)早めの競馬なら掲示板、直線まで我慢して不発かどちらかとみるが。

 

 10番 エアデジャウ゛ー

 東京では連を外した事がないが、中山では6着だった彼女。初の輸送も割引か。オークスで期待。

 

6枠

 11番 アインブライド

 昨年の3歳女王。その座を守る事が出来るか。きさらぎ賞では期待を裏切る結果となったが、前走チューリップ賞では3着死守。父コマンダーインチーフはその父ダンシングブレーウ゛同様に鉈の切れ味をもち、娘にも切れ味が伝わったようである。荒れた馬場よりも渋い馬場を得意とすると思われるので、この雨がもう少しつづけば良かったのだが・・・。しかし、また内をついて伸びてはくると思われる。

 

 12番 サイキョウザクラ

 前走500万下を勝ち、抽選で滑り込んだ彼女。2走前のエルフィンSでは2番手追走で直線力つき14着。厳しいと思うが・・・。

 

7枠

 13番 バプティスタ

 鞍上の全クラシック制覇がかかる。ここまで6走で3着以下なしの安定性と自在の脚質、前走勝負ゴール前でロンドンブリッジを負かした勝負強さと申し分なさそうであるが、赤松賞ではエイダイクインに破れ、4歳牝馬特別では前半とばしたロンドンブリッジをかわしたに過ぎない。過信は禁物か。

 

 14番 マックスキャンドゥ

 姉の仇をとれるか。ダートで勝ち上がり、前走では芝でも切れ味を見せた彼女ではあるが、父キンググローリアスを考える時、ナムラコクオーが思い浮かぶ。姉同様本番は厳しいか。

 

 15番 ロンドンブリッジ

 前走休み明けで挑んだトライアルで破れさった彼女だが、まだまだ見限る事は出来ないであろう。3歳時の速さは非凡さを物語るものであるし、ファンタジーSではダンツシリウスやアインブライドをちぎった実績も軽視出来ない要因である。父ドクターデウ゛ィアス、母父Danzig、母系に重ねられたDamascus、Princ Johnをみてもかなりのスピード血統であるし、オークスは長すぎる事も考えるとここでの戴冠が妥当ではないだろうか。ただ、厳しいながれが予想されるこのレースで、本来の力が出し切れるかは鞍上の腕一つという面では、一枚割引という気もするが・・・

 

8枠

 16番 ロッチラブウインク

 名門スターロッチ系の出の彼女。さながら鮮烈な社交会デビューを飾ったようにトライアルを制した。父ダンシングブレーウ゛や母系のファバージ、ネウ゛ァービートを考えるとオークス向きとも思えるが、どうだろう。

 

 17番 テーエムオーロラ

 小倉3歳Sの貯金で出走では、いかにも荷が重そう。

 

 18番 アマートベン

 2世代目のライアン産駒。前走やっと500万下を抜けだし、ここからブレイクできるか。左回りは苦手と見えて、東京では5、6、9着とふるわないが、右回りなら1、2、2、1着と連を外していない。隠れた穴馬か。

 

結論

◎ロンドンブリッジ
○ラブラブラブ
▲エイダイクイン
△バプティスタ
△アマートベン
△ラティール

本命はやはり速さだけなら他を凌駕するロンドンブリッジ。
対抗として、絶好調のラブラブラブ。
地力でエイダイクインが単穴。
安定性でバプティスタ、右回りでアマートベン、一発の魅力でラティール。
気持ち的にはオータムリーフも買いたい・・だって、レオダーバンのいとこだし。


 

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