秋華賞予想


 いよいよ、G1十週連続開催の季節がやってきた。今週はその第一弾秋華賞。

 昨年から開催されるようになった秋華賞。昨年は、ぶっつけで挑んだファビラスラフィンが底力を見せつける結果となったが、今年はどうであろうか。

シーキングザパール

 前走キョウエイマーチとの一騎打ちが期待されながら、3着に終わった同馬だが本番での変わり身があるのだろうか。これまでに負けたレースを振り替えると、なし崩しに脚を使わされたレースでの取りこぼしが見えかくれする。今回は溜めに溜めて直線で一気にかわす作戦にでるものと思われるが、直線坂のない京都、さらに内が開きにくい内回りという事があって人気ほどの信頼性は薄いとみるが。中間の具合も主戦の歯切れがいまいちのようである。

メジロドーベル

 オークスでは、この馬を軸にしていればとれたものを蹴ったために取りこぼしてしまった。前走古馬相手に圧勝してみせたように、現4歳牝馬の中では最強といってもいいかも知れない。しかし、前走の内容が完璧だったとはいいがたい。相変わらずの掛かり具合は逃げ先行が多い本番では、格好の標的になりかねない。かといって、無理におさえればチューリップ賞の二の舞になりかねない。掛からなかったとしても、

キョウエイマーチ

 前走マイペースで逃げて、大楽勝したキョウエイマーチ。オークスでの失速をみる限り、2000でも長そうな気がするが。血統的には、オークスの時に書いたように十分過ぎるほど距離に不安はないが、あまりハイペースになると、また止まってしまう恐れがある。その辺は主戦はわかっているだろうから、好位からの差しに戦法を切り替えるのではないだろうか(ハイペースなら)。スローで流れるようなら、ハナをきってもいいだろうし。3頭の中では一番競馬がしやすい位置取りになると思われる。

オレンジピール

 トライアル女王が前哨戦で敗れたのは、力が衰えたからであろうか。はたまた、本番へ向けてのならしであったためであろうか。敗因は馬場だけとは思えないような結果であったが・・・。

プロモーション

 前走、仕上がりきらずに出走したレースを勝ってしまった同馬には、強い思い入れがある。今回、そんなに早くは流れないとみている私にとっては、(出遅れなければ)先行出来るプロモーションは打ってつけの馬である。

メイプルシロップ

 アロハドリームの半妹であり、父がヘクタープロテクターに変わった同馬は、兄よりも切れ味がありそうである。前走、4角で一度突き放されながらシーキングサパールをかわした脚は、本物とみるが・・・。

エアリバティー

 あれだけの入れ込み具合での出走では、危ないのではと思わせた前走をプロモーションの2着したのは、立派としかいいようがない。パドックでまともなら、一発があるかも知れない。

エアウイングス

 ノーザンテーストの19年連続重賞制覇がかかっている。しかし、ぶっつけではだいぶ割引が必要か。しかし、ファビラスラフィンは・・・。そこまでの馬ではないとみて、切り。

結論

 今回、軸は2頭。プロモーションとメイプルシロップ。この2頭から、シーキングザパール、メジロドーベル、キョウエイマーチ、エアリバティー。たぶん、あたっても儲からない。


 

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