レンズ比較その22
レンズの比較の22ページ目です。
今回はコンタックス一眼レフとライカ一眼レフの比較です。フィルムはすべて新発売のプロビアFです。ボディはコンタックスはRTS、ライカはSLです。
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アンジェニューズームはいつもながらアンダー。このレンズはTTL測光しないと使いにくい感じです。描写は独特の柔らかな感じで、ボケがほとんど原型をとどめないほどふわっとするのが特徴です。色はこれだけアンダーですと比較できませんが、他の写真の感じでは特に変なクセは無いと思います。ピントもこのカットはちょっと甘いですが、ちゃんと合せればピントが来ているところは繊細に写ります。葉っぱのあたりにピントが来ていますね。
プラナー85mmF1.4はアンジェニューズームとは逆にちょっと露出オーバーという感じもしますが、まあ撮影中に結構雲がかかったりしていたので、しょうがないでしょう。ボケは50mmと同じような感じで、形を残しながらソフトにボケてくれます。色は相変わらず派手で、原色系がスカッと出てきます。
さて、一番ちゃんと比較できそうな写真が揃ったのが、プラナーとズミクロンの50mm対決です。プラナーが開放F値F1.4で、ズミクロンはF2なのでちょっと単純には比較できないのですが、特徴は良くわかります。まず、後ボケですが、プラナーは前にも述べたように原型を保ちながらソフトにボケるのですが、ズミクロンはハイライトが実にコロコロとした感じになります。これはライカレンズ全般の特徴のようですが、はまると他では得られないような絵になりますし、はずれるとうるさくなります。前ボケもズミクロンの方がうるさい感じです。ズミクロンは2線ボケが出る場面も多いですが、古いニッコールなどのように目障りな感じにはなりません。私のプラナーはAEで、F2〜F2.8あたりで絞りの形が悪いのは残念で、縄の写真の方では絞りの形が良く見ると目立ちます。
色も全く対照的で、プラナーは派手。ズミクロンは渋いです。赤の発色を見ると良くわかります。どちらも暗い部分の階調表現などはすばらしく、なかなか潰れたりはしませんが、明るい部分は飛び気味かも知れません。ピントがあっている部分のシャープさは絞りを開け気味の状態ではズミクロンの方がシャープな気もしますが、どちらも十分シャープでしょう。
面白さで言えばズミクロンの方が面白い感じですが、一般的にはプラナーのほうが使いやすそうです。もちろん私はどちらも大好きです。