レンズ遊び

 お義父さんから預かったリコーフレックスのすばらしい写りに感動し、旧いレンズにますます興味が出てしまったのですが、我が家にはおじいちゃんの形見の旧い蛇腹カメラがあることを思い出しました。カメラのその他のページに写真が出ていますが、おそらく戦前のカメラで、学生の頃もらって、すぐに分解して壊してしまったものです。

 フィルムもロールタイプではなく、使う気は全く起きなかったのですが、良く考えてみると、このレンズをナントカ一眼レフにでもつければ、イメージサークルは当然小さいのでばっちり使えるはず、と。

 このレンズは絞りも壊してしまったのですが、もともと開放でもF8ですから、絞りは要らないと思ったのですが、問題はピント調整のヘリコイドです。かなりレンズとフィルムの間の距離はあるので難しくはないのですが・・・。と、考えていたら、ばっちり良いものを思いつきました。

ernemann-2.jpg (31263 バイト) レンズで遊ぶといえば、そう!ニコンの「おもしろレンズ工房」があるじゃないですか!

3本のうち、ふわっとソフト・ぐぐっとマクロの鏡胴がちょうど良い感じなので、まずは厚紙をくり貫いてレンズをはめて実験し、ヘリコイドの範囲がちょうど良いことを確認した後に、真鍮板で作りました。

ただドーナッツ状に切り抜いただけですが・・・。固定方法も単純に真鍮線2本で行いました。

ernemann-3.jpg (18080 バイト) ばらした状態です。
ernemann-4.jpg (27004 バイト) レンズのアップです。邪魔な部品は取ってあります。2群2枚構成のようで、10.5cmF8です。35mm版では望遠レンズになってしまいます・・・。

レンズには、Ernemann Doppel-Objektiv f=10.5cm 545004と記されています。

ernemann-1.jpg (28507 バイト) F4Sに装着したところです。かなり奥に引っ込んでしまいますが、105mmならフード代わりにちょうど良い感じです。

ファインダーを覗いてみると・・・ふわっとソフト並みのソフトフォーカスです!!!

ernemann-5.jpg (19914 バイト) いままでまじめに見たことが無かったのですが・・・なんとドレスデン、ドイツ製です。おじいちゃんはいったいどこで手に入れたのだか・・・。

 


(喜多院:川越)
F4,ダイナハイカラー
Ernemann Doppel-Objektiv f=10.5cm
(F8:絞り優先AE)

レンズ遊びで、ニコンおもしろレンズ工房の鏡筒に戦前の旧い蛇腹カメラのレンズを付けて撮影した物です。画質の良い中心部を使っているにもかかわらずこのソフトフォーカス。おもしろレンズ工房の「ふわっとソフト」と同レベルです。

瀬理香
(喜多院:川越)
F4,ダイナハイカラー
Ernemann Doppel-Objektiv f=10.5cm
(F8:絞り優先AE)

絞りは壊してしまったので、開放のF8固定なのですが、F8でこの甘さというのも凄いです。さすが2群2枚構成です。でもソフトフィルターでは出せない味です。


(喜多院:川越)
F4,ダイナハイカラー
Ernemann Doppel-Objektiv f=10.5cm
(F8:絞り優先AE)

まだまだこのレンズの描写をお楽しみください・・・。しかし何十年ぶりにこのレンズはフィルムに結果を写したのでしょう・・・。


(喜多院:川越)
F4,ダイナハイカラー
Ernemann Doppel-Objektiv f=10.5cm
(F8:絞り優先AE)

ふわっとソフトの鏡胴はぐぐっとマクロ兼用なのでかなり繰り出せます。ということで、近接もしてみました。桜にはぴったりの奇麗な光のにじみ方です。

なんという花だったかな?
(川越)
F4,ダイナハイカラー
Ernemann Doppel-Objektiv f=10.5cm
(F8:絞り優先AE)

うーん、花の名前が書いてあったのですが、忘れてしまいました。観光客の多くの皆さんがこの花を撮影していました。


(中院:川越)
F4,ダイナハイカラー
Ernemann Doppel-Objektiv f=10.5cm
(F8:絞り優先AE)

中院も桜が見事でした。実は久しぶりにF4を使ったのですが、AEの正確さもすばらしいですし、自動巻き上げもやっぱり気持ち良いです。


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