Super Calm Six

会社に社長がお父さんからもらったというカメラがありました。ボディに日本光機(たぶん)、Calm、ケースにSuper
Calm Sixとかかれています。6x6判です。シャッターが壊れていて、社長が直そうと分解したそうですが、あきらめたようです。
どうしても一度中判を使ってみたいな、と思い、もう一度良く確認すると少々調整すれば使えそうなことがわかり、家に持ちかえり、フィルムを入れて使ってみました。調整したのはシャッターボタンとファインダーの汚れ位です。さすがに距離計は単純にミラーの角度だけで調整するタイプで、それほどお金のかかった作りではないですが、まあ、十分実用にはなる距離計です。シャッターボタンはさび付いて動かなかっただけで、少々の注油でなんとか復活しました。セルフタイマーまでちゃんと動きました。
非常に良く写りました。ちょっとシャッター速度は疑問ですが、東京光学製のレンズもすばらしい描写で感動です。巻き上げ、シャッターチャージが別々なので気を抜いているとすぐに忘れてしまいます。ピカピカにし、社長にお返ししました。作例を下に掲載します。ダイレクトプリントし、フラッドベッドスキャナで取り込みました。


いずれも早朝の川越菓子屋横丁です。上の写真は逆光気味で、かぶっている所もありますが、かざぐるまなどの細かな描写はすばらしいですし、下の写真の「あめだま」の文字なんか最高です。細かく見れば周辺が流れ気味だったり、歪曲もありそうですが、おそらく3枚か4枚程度のシンプルなレンズで6x6版のイメージサークルをカバーしていますし、コーティングもされていないと思いますが、味のある描写でした。なお、作品集13に同じ時にPentax-MX+SMCP-M28mmF2.8で撮影したものがあります。比較してみてください。