EthdelayTopImage_Ethdelay2Pro

報道関係者各位

2015年2月6日
日本シー・エー・ディー株式会社
コアスタッフ株式会社

日本シー・エー・ディー、ネットワークシステムの検証・評価用に
回線遅延シミュレータ「Ethdelay」の新モデルを発売

~最大800Mbpsのネットワークにおける「帯域」「遅延」「ロス」を再現~

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 日本シー・エー・ディー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小俣 光之)は、本日、回線遅延シミュレータ「Ethdelay」(イーサディレイ)シリーズの新モデル、「Ethdelay2Ex(イーサディレイ・ツー・イーエックス)」と「Ethdelay2Pro(イーサディレイ・ツー・プロ」を発売したことを発表します。本日より受注を開始し、「Ethdelay2Ex」は3月1日より、「Ethdelay2Pro」は4月1日より販売元のコアスタッフ株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:戸沢 正紀)を通じ出荷を開始します。本製品は、様々な条件のネットワーク回線の遅延状況をシミュレートし、ネットワークシステムの評価・検証を支援するアプライアンス製品です。

「Ethdelay」シリーズは、“カンタン設定、つなぐだけ”をコンセプトに開発したネットワークシミュレータで、「帯域」「遅延」「ロス率」の3つのパラメータを与えることで、アナログ回線やISDN回線などの低速回線、または衛星回線や海外を経由するような遅延の大きな回線を簡単に再現することができます。シンプルな機能と操作の容易性が特徴で、ネットワークシステムの検証・評価用としてシステムハウスやユーザ企業の運用管理部門のほか、インターネット回線の高速化ツールや、シンクライアント製品を扱う企業でも、製品デモ用のユーティリティとして幅広く採用いただいております。

本日発売の「Ethdelay2Ex」「Ethdelay2Pro」は、2010年より市場に投入している従来モデル「EthdelayEx」と「EthdelayPro」の後継に位置するモデルです。「Ethdelay2Ex」は、従来のEthdelayExの筐体サイズより、30.0mm(H) × 152.0mm(W) × 110.0mm(D)とさらにコンパクトでありながら、最大400Mbpsと従来より対応するネットワーク帯域が広くなった製品です。「Ethdelay2Pro」は、ラックマウント対応(1U)サイズで最大800Mbpsのネットワークまで再現可能とハイパフォーマンスモデルです。

近年、クラウドコンピューティングへの関心が高まり、インフラ企業やシステムハウスを中心に、「小型で手軽に使える回線遅延シミュレータで、全国のデータセンター間のネットワークを評価・検証したい」というニーズが急増しています。また、インターネット回線の高速化ツールや、シンクライアント製品を扱う企業の方々からも、「デモ用ユーティリティとして、小型ながら大容量のネットワークに対応できる製品が欲しい」という声が多数寄せられておりました。Ethdelay2Ex、Ethdelay2Proは、こうしたお客様の声にお応えし、机上に置いて大規模クラウドコンピューティング環境を展開できる高機能性と、外出先での製品デモやプレゼンテーションを容易にするコンパクトな携帯性の両方を備えています。

回線遅延シミュレータは、複雑な機能を持った製品は年間使用料が500万円前後と非常に高価なものが一般的にです(※)。当社のEthdelayシリーズは、リーズナブルな価格でありながらも使いやすく、あらゆるIT企業のニーズに応え、高コストパフォーマンスを実現する製品です。
※ 価格については弊社調べ。

本製品の販売形態は、代理店での販売に加え、システムインテグレーターなどのビジネスパートナーへのOEM供給を計画しており、初年度で300台の販売を目標としています。

■ Ethdelay全般について(今回発表のEthdelay2Ex、Ethdelay2Proについても共通)
○ 主な機能
  ・帯域制限機能
   回線を流れる通信量を制限することができます
   主に低速な回線のシミュレーションに用います
  ・遅延機能
   回線を流れるパケットの到着を遅らせることができます
   主に衛星回線や海外を経由する回線などのシミュレーションに用います
  ・パケットロス機能
   回線を流れるパケットを指定した確率で消失させることができます
   主に携帯電話などの不安定な回線のシミュレーションに用います
  ・グラフ表示機能
   パケットの転送状況を視覚化して表示することができます
  ・履歴ダウンロード機能
   パケット転送状況の履歴をCSVファイルとしてダウンロードすることができます
  ・回線測定機能(※Ethdelay2Proのみ)
   ブリッジされている環境のパケット転送状況を測定することができます

○ 特徴
  ・簡単設定、つなぐだけ
   回線のパラメータは Webブラウザから設定可能
  難しいコマンドなどは覚える必要がありません
  ・様々な回線をシミュレート
   任意の帯域・遅延・ロス率を設定でき、様々な回線を再現可能
   上り下りで性質の違う回線にも対応
  ・通信プロトコルによる制限は無し
   通常のネットワークスイッチ(ハブ)と同じ扱いになるため、
   イーサネット上のあらゆるプロトコルに対応
   ネットワーク構成変更も一切不要です

■ Ethdelay2Ex 仕様
◯ 筐体イメージ

◯ 管理画面スクリーンショット

◯ 詳細仕様
  制限帯域:10Kbps~400Mbps(1Kbps単位で指定)
  制限アルゴリズム:トークンバケツ方式 / リーキーバケツ方式 から選択
  ロス率:0~100%(0.01%単位で指定)
  MTU:1~9216bytes(1byte単位)
  遅延時間:0~10sec(1msec単位で指定)※実質最小遅延時間は0.4msec
  分散アルゴリズム:固定 / 一様分布 / 正規分布 から選択
  ログ出力形式:CSV形式
  ログ蓄積時間:最大6時間
  電源及び消費電力:DC12V 5A
  使用温度範囲:0~40℃(ただし、結露なきこと)
  外形サイズ:30.0mm(H) × 152.0mm(W) × 110.0mm(D)
  重量:約2.5Kg
  その他:FCCクラスB、CEクラスB

◯ 公式Webサイト
  http://www.ncad.co.jp/products/ethdelayex/index.html

■ Ethdelay2Pro 仕様
◯ 筐体イメージ

◯ 管理画面スクリーンショット


 

◯ 詳細仕様
  制限帯域:10Kbps~800Mbps(1Kbps単位で指定)
  制限アルゴリズム:トークンバケツ方式 / リーキーバケツ方式 から選択
  ロス率:0~100%(0.01%単位で指定)
  MTU:1~9216bytes(1byte単位)
  遅延時間:0~10sec(1msec単位で指定)※実質最小遅延時間は0.3msec
  分散アルゴリズム:固定 / 一様分布 / 正規分布 から選択
  ログ出力形式:CSV形式
  ログ蓄積時間:最大6時間
  電源及び消費電力:270W
  使用温度範囲:0~40℃(ただし、結露なきこと)
  外形サイズ:44.0mm(H) × 430.0mm(W) × 392.26mm(D)
  重量:約9.8Kg
  その他:FCCクラスA、CEクラスA

◯ Ethdelay2Pro 公式Webサイト
  http://www.ncad.co.jp/products/ethdelaypro/index.html

■ 価格
  Ethdelay2Ex オープン価格
  Ethdelay2Pro オープン価格

■ 評価機お貸出しサービス
ご導入を検討されているお客様および製品評価記事執筆予定の記者・ジャーナリスト・ブロガーの方を対象に、本製品の評価機を無償でお貸出しするサービスを実施しています。詳しくはお問い合わせください。なお、評価機の数に限りがありますので、お貸出しまでにお時間をいただく場合がありますので、予めご了承下さい。

【商標名称等について】
・Ethdelay は、日本シー・エー・ディー株式会社の商標です。
・その他、掲載されている会社名および製品名は、各社・各団体の商標または登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本シー・エー・ディー株式会社 製品開発事業部(担当:種田、宮藤、内田)
〒161-0033 東京都新宿区下落合2-14-1 CADビル
TEL:03-3565-3011 FAX:03-3565-3611
E-mail:products@ncad.co.jp

コアスタッフ株式会社 (担当:河原田、森本)
〒171-0033 東京都豊島区高田3-14-29 KDX高田馬場ビル2F
TEL:03-5954-1360 FAX:03-5954-1363
E-mail:teamems@corestaff.co.jp

※ 掲載されている情報は、本リリース発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上