ツァイスレンズ
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コンタックスCマウント
テッサー 50mmF3.5
このデザインに惚れてしまい、コンタックス・Kievを買ったらどうしても欲しかったレンズです。F3.5とF2.8がほぼ同じデザインでありますが、私のはF3.5です。コンタックスT用のブラック&ニッケルタイプとコンタックスU、V用のクロームタイプがあり、もちろんKievに合うクロームを探したのですが・・・このレンズはクローム&ニッケルなんです。本でも見たことがないのですが、絞りリングとマウント部分がニッケルメッキで、他はクロームメッキです。まあこれはこれでニッケルメッキが何とも渋い感じなので良いのですが。旧いタイプなのですっぽりと沈胴してくれます。コンタックスUa、Vaの時代になると固定鏡胴となり、あまり私としてはカッコイイとは思えません。
ライカのエルマー50mmF3.5とレンズ構成的にも同じようなレンズとなりますが、絞りの操作はこちらの方が少しはやりやすいです。レンズはコーティングされていないようですが、特に黄色く写ったりせず、カラーでも問題ありません。前玉がかなり傷があり、かなり安くGETでき、写りが駄目だったらKievを飾るときのボディキャップ代わりに、と思ったのですが、さすがテッサー、見事に写ります。分解してクリーニングし、傷は取れませんが、カビや曇りは奇麗にしました。絞り羽根も10枚以上あり、丁寧な作りです。この値段でエルマー50mmF3.5も売っていれば良いのに・・・。やっぱりデザインは最高なので、ブラック&ニッケル、クローム、F2.8などいろいろなバリエーションを揃えたら楽しそうです。
ローコントラストですが、繊細な感じで、しっとりしています。
コンタフレックスマウント(?)前群交換式
テッサー50mmF2.8
コンタフレックス・スーパーの標準レンズです。ボディ側の後群と合わさると3群4枚のテッサーレンズとなります。このレンズは実にすばらしい写り(私の好みという意味)で、私の所有しているテッサータイプでは一番好きです。
プロ・テッサー85mmF4
海外オークションでGETした、コンタフレックス用の前群交換レンズで、ボディ側の後群と合わさると、85mmF4となります。すごい大きさと重さです。まさにガラスの塊。ヘリコイドはボディ側のを使用するので全く近接ができません。周辺のバルサムが切れていますが、写りにはおそらく影響ないでしょう。それ以外は超美品です。ヘリコイドリングらしきものがありますが、これは本体の距離表示と実際の距離の変換と深度表示で、フリーにぐるぐる回転するだけのものです。描写は85mmとしては甘い描写で、つぼにはまると実に良い感じになります。
プロ・テッサー35mmF4
85mmの甘い描写に惚れてしまい、35mmではどうなのか、とまたまた海外オークションでGETしてしまいました。周辺のバルサムはまたまた剥がれていますが、レンズ自体は実に綺麗で満足です。国内ではなぜか圧倒的に高い値段で売られているのですが、海外では安いです。85mmよりは一回り小柄で、かわいいレンズです。ボディ側のヘリコイドの繰り出し量が同じなので、35mmではかなり近接が可能です。85mmは距離がフィート表示なのですが、こちらはメートル表示。ボディはフィートなので、使いにくいですがまあ、目盛りを見ることはあまり無いので良いでしょう。こちらも35mmとしては甘い描写です。ヘリコイドの移動量がどの焦点距離でも同じなので、35mmは近接できるのは便利です。ただ、あまりにも大げさな状態になるのが・・・。
ヤシカ・コンタックス マウント
プラナー50mmF1.4(AEJ)(売却)
ついに手を出してしまった、コンタックスのプラナーです。コンタックスはレンズの評判がいいのですが、ボディがいまいち好きになれず、最後まで取っておこう、と思っていたのですが、RTSとワインダーとこのレンズのセットを店で触ってしまったらもう駄目でした。
初期タイプで、MMではなく、AEですので、プログラムオートやシャッター速度優先AEは使えませんが、どうせRTSにはそれらはついてませんので。日本製です。絞り羽根が6枚で、しかも昔からの伝統か、コンタックス(ツァイス)の一眼レフ用の自動絞りレンズはなぜか絞りの形が悪いので、絞るとボケに影響が出ます(これはAEだけで、MMは普通でした・・・)。絞り開放では見事なボケです。ボケ味はライカのレンズと違ってあくまで自然でソフト。絞ると繊細さは増し、シャープですばらしい描写だと思います。ただ、うわさどおり、歪曲はかなり目立ちます。ビルなどより自然を被写体に選んだ方が良い感じです。ネガカラーで試写した結果を見て、妻が一目で感心していたほど、すばらしい写りはやはり評判通りという感じです。ヘリコイドの回転角も大きく、ピントあわせはじっくりできます。絞りリングの感触はMMよりAEの方がしっとりした感じでいいです。
プラナー85mmF1.4(MMJ)(売却)
コンタックスの一眼レフを買ったら買わない人はいないと言われる、プラナーの85mmです。逆輸入新品が非常に安かったので思わずGETしてしまいました。さすがに重たいレンズで、太さもあるので、RTSでもワインダー無しだとちょっとボディが負けている感じです。フードは50mmと共用が可能で、アダプターリングだけ準備すればよかったのですが、なぜか新宿ではどこにも無く、メーカー在庫切れということで、仙台に出張に行った際にようやく見つけました。個人的には最短撮影距離が1mと言うのは気に入らないのですが、さすがにファインダーも明るく、レンズを見ていてもうれしいですし、持っているだけでも幸せな気分になれるレンズです。
描写としては噂どおり、絞り開放ではふわっとした、というか、ぼわっとした感じで、実にソフト。ちょっと絞るとシャープになります。ファインダーが明るくなるためか、意外とピントは合わせやすい感じです。重ささえ耐えられればいつでも使える良いレンズだと思います。ヤシカ・コンタックスのレンズはプラナー2本を使った感じとしては何といっても派手な色。ただ、特に何かの色に偏った感じではなく、ナチュラルなのですが派手です。何でも本物より綺麗に写ってしまうような感じが魅力でしょうか。ライカのレンズに比べると多少露出オーバーになってしまっても見るに耐えますし、使いやすいと思います。
エキザクタマウント
ビオター58mmF2
エキザクタの本当の標準レンズ、ツァイスのビオターです。マクロスイター用純正フードを探していたら1万8千円もして買えずにぶらぶらしていたら1万3千円のビオターを見つけ、フードより安いじゃん!と買ってしまったのでした。もちろん安いだけあって傷も多く、レンズも気泡が多いのですが、調整後、写してびっくり。さすがツァイス、シャープで、良い感じの写りでした。クセノンより色が派手で、こちらの方が近寄れるのも魅力的です。レンズの気泡なんか全く気にしなくて良いですねぇ。このレンズは半自動絞りで、絞りリングを調整するといったん絞り込まれますが、下側のレバーで開放にでき、シャッター連動ボタンを押すと瞬時に絞り込まれるようになります。まあ、これはお世辞にも使いやすくはないです。絞り羽根枚数は10枚くらいあるのですが、直線的な羽根で、あまり枚数分の効果は無い気がします。絞り開放でも羽根が見え、本当に開ければ1.8くらいになりそうですが、きっと描写が悪いので2にしておいたのでしょう。フィルター径は49mmと良心的。58mmとちょっと長めの焦点距離は人物などを撮影するのに向いています。ビオターには75mmF1.5という馬鹿でかいレンズもあるのですが、こちらはちょっと高い。
実は1眼レフ用のツァイスレンズははじめてなのでちょっとうれしいのでした。描写はシャープで、こってりした色が特徴です。
ボディ固定レンズ